●「ジェンキンスさん」セルフライナーノーツ

ジェンキンスさんって知ってる? 奥さんの曽我ひとみさんと再会したときのキスシーンがとても有名なあの人。あの光景は子供ながらに、恥ずかしいんだけどすごく幸せに映った。あの光景と「ジェンキンスさん」っていうフレーズ自体がとてもハッピーでキャッチーだなって思ったからこそ作れた曲だと思う。

 

歌詞的には「友情ソング」なんだけど、ジェンキンスさんを知ってる世代にはその名前だけでラブソングに聞こえるみたい。それくらいあのキスシーンは衝撃的だった。リアル3区なりの「LOVE」ソングなのかも。

 

ジェンキンスさんって知ってる? 決して風化させてはいけない問題。リアル3区の中で一番はじめにできた曲。

ゆめ

──────────

 

幼い頃、ニュースにならないニュースがあるなんて知らなかった。制限された情報の中で、北朝鮮の拉致問題がテレビニュースで報道されたとき、私は家で1人で騒いでいた。そしてたくさんの本を買い、北朝鮮について掘っていったけど、そんな私をクラスのみんなは悪趣味だと言った。言うまでもないがこんな問題は早く解決してほしい。しかし無力な自分は北朝鮮の国営放送の真似をして笑いを取ることしかできず、そのまま時が経った。

 

ゆめという友達ができた。彼女は北朝鮮に興味がある私を爆笑しながら受け入れてくれて、「もっと教えて」と言ってくれた。リアル3区を始めるよりも前、毎日のように一緒にお酒を飲み、ギターを弾きながら歌っているうちに「ジェンキンスさん」のサビのフレーズができた。それをもとにしてゆめがデモを持ってきた。それが「ジェンキンスさん」の原形。

 

ゆめのデモを聴いて、バンドをやりたいなと思った。「私、ラッパーになる!」そう決めた曲。

 

北の日本人のみなさまが幸せでありますように。ジェンキンスさんみたいに素敵な笑顔で笑ってますように。

 

キーコ

──────────

 

私の周りのガールズバンドや女性ユニットといえば、歌うのは恋愛の歌が大半だった。その中で恋愛以外のことを歌う女性アーティストに注目していた私は、去年の秋(リアル3区に加入する前)にリアル3区の「ジェンキンスさん」を聴いて衝撃を受けた。

 

私個人も北朝鮮の歌を作っているが、こんなふうにキャッチーでポップなメロディで「ジェンキンスさん!」とリフレインする曲に驚かされ、魅入られてしまった。

 

楽曲自体に対しての個人的(ギター的)な見解は、メジャースケールのギターソロをほとんど弾いたことがない私にとっては難関だったということ。でも結果的によい仕上がりになってよかったです。

 

──────────

Please reload

今後のライブスケジュール
Please reload