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●「サマーラブ」セルフライナーノーツ

私、夏がとても苦手で夏らしいことなんて何もしないでエアコンの効いた部屋の中で夏が終わるのをひっそりと待つタイプ。海なんてもう何年も行ってないよ。でも、夏だー! 海だー!っていうキラキラした感じのやつをやってみたい気持ちはあるんだよね。そう、だからこれは“もしもの話”なのです。

1番も2番もAメロの歌詞はとにかく踏んで踏んで言葉遊び的な要素強めで書いたんだけど、全部がぴったりはまって、書きながら踊り出したい気持ちになったくらい小気味よく仕上がったと思ってる。「完全武装のファイティングルージュ ランキング1位のウォータープルーフ」やっぱり海メイクといったら水に強いこのふたつはマストでしょ!

ただ、この曲すごく綺麗にまとまっちゃったから全然リアル3区っぽくなくて困ってた。そこで、キーコの登場。今回はキーコラップで全てぶち壊してくれって頼んだよ。そしたら「それはそれとして〜」って切り込んできて笑っちゃった。最高か! 夏のデイドリーム、それが私たちなりのサマーラブ。みなさんどんな夏をお過ごしですか?

「サマーラブ」ってタイトルでRIP SLYMEみたいな曲書こうと思って作り始めた曲。底抜けにハッピーでキャッチーでポップな曲に仕上がりました。この夏のアンセムは「サマーラブ」で決まりだね!

ゆめ

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とにかく好きな曲。アレンジがどんどん壮大になって、これ派手すぎじゃないの?て最初は感じたんだけど……演ってみたらぜんっぜん負けないんだよね。このメロディと歌詞。出し惜しみなく2枚目に入れられて本当に嬉しい。

この曲メンバーみんなすごく好きな曲なんだけど、1stから見たら「毒」や「反逆」が足りないんじゃないかと悩んだりもしたんだ。でもリアル3区のソウルって別に社会や戦争に対してだけ向いてるわけじゃないし、生きていく上で大声で言いたいことはほかにもたくさんあって。初めから社会的なテーマでバンドを組んだわけではなく、遊びながら組んだバンドだから。そこ(遊んでいる時間)で生まれたパワーがどんどん曲に変身してるんだと思う。1stでも「ジェンキンスさん」「ぽんぽん」の重要な部分は遊びの会話の中から生まれていたりしていて。

ランキング1位の号泣しても落ちないウォータープルーフとか空高く天まで伸びるマスカラだってけっこうみんな持ってるんだけど、じゃあ夏メイクしてどこ行こうって、鵠沼海岸にでも行けばいいのに実際そんな時間ないからコンビニ巡りでも超楽しいとか。

ゆめのポップなメロと歌詞に、突然話を遮るスタイルでキーコのラップが入ってくる。そういう思いきりとかチャレンジとかが化学反応を起こしてリアル3区の世界ができていくんだなあと思う。 そして最後に大きく色を着ける亀さんがいますから。大暴れパフォーマンスがトレードマークだけどこれはたまにクールに弾くほうのカッコいいやつ。そうそう、あのずるいやつ(笑)。遊びの時間から生まれるグッドバイブスって本当に宝物だし、それを詰めた曲には絶対的なチカラがあると思う。

リアル3区って制作に限らず存在として、かわいい女の子がバッチリメイクしてるのにおっきな黒縁メガネをかける感じ。かけないほうが綺麗なはずなんだけど完全にかける前より勝ってる感じ。……だといいなあ。そんな気持ちを強く固めてくれた曲。私は「サマーラブ」にとても感謝しています。

キーコ

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夏に聴いてほしい、夏の曲。イントロも間奏のギターも、レコーディング当日に考えたフレーズです。この曲はラップのパートがとにかくカッコよくて、マチーデフさんに指導していただきながら、たくさん練習した思い出があります。

とにかくポップでハッピーなイメージがある曲ですが、Cメロの「戻せない わかっているけど」のところで、場面が一転して切ない情景になるところがとても好きです。

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